2017年7月11日火曜日

栄村の山菜に感動したぁ

※書きかけだったけど公開してますw

信濃小中学校生徒会の伝統活動、、、「春のふき採り」。
生徒自身が野山に自生している「山ふき」を採取して持ち寄り、食品加工事業者さんに買い取っていただき、文化祭の活動費の一部にする、という取り組みです。
私が、中学生だった頃にもあったので、伝統的な取り組みなのだと思います。
現在も、脈々と引き継がれており、現在は、1人3kgのフキを採取して持ち寄ることになっています。

実のところ、約30年前のわたし、ふき採りをした記憶がなく、、、おそらく、、というか、ほぼ間違いなく、両親が採ってきてくれたものを、信濃中学校へ持っていったはずでございます。
 
当時からそんな感じでしたので、そんな風習は引き継がれるわけで、自分の息子達の分は、私とジジで斑尾山へ取りに行き、息子たちはそれを学校へ搬送するという分業制になってしまっております、はい。

今年は兄弟2人分、計10kgほどを採取っ!


我が家ですら、こんな感じですので、例えばここ数年で引っ越してこられたご家庭やなんやだと、結構、大変なんじゃないかと思うのです。
それと、部活動やらなんやらと子ども自体の暮らしも変化しており、30年前とは事情が違います。

生徒数も減少の一途ですので、上がりも減っていき、金額的にも少なくなって、たぶん、近い将来、ふきとりはなくなってしまう、気がします。
とはいえ、買ってくださる方がいて、お金があれば文化祭で「やれる幅」が広がるのだから、取組自体は継続できないものかと。
お金を作って何かことをやりとげる、という経験は、むしろこれからの時代に必要になると思うわけです。

自分には何ができるのかな。。




それを学校の先生方になんとかしろ、というのも、ちょっと違う。
やっぱ、そこは地域の大人の出番ではないかと、勝手に考えました。

そこで、以前、購入した山菜に関する本(超マニアック)を引っ張り出して、やまふきについてチェック。

長野県下の山菜栽培や取組の豊富な事例が掲載



そんで、6月27日の月曜日、休暇をとっての栄村訪問は、ある山菜の栽培についてお話を伺うことが目的でした。 栄村は、山間の村で、いわゆる平らの農地が少ない村です。信濃町以上に雪が多のですが、山菜が豊富で、山菜の栽培なども盛んだと、物の本で読みました。 3年前、長野県へ派遣されたときに同じく派遣として栄村役場の職員の方を頼っての訪問です。配属先は違ったのですが、当時の「長野県職員によく政策研究」に参加した際に同じチームだったとこから仲良くしていただきました。 目的は、メジャーな山菜である「山ふき」の栽培について、です! 
 自分としては、面白い取り組みだし、買ってくださる方がいるのなら、しっかり集めてお金に変えて、自分たちの文化祭をより良いものにしていくというのは、とても良いことだと思うのですが、たぶん先生方も大変だろうなと。 幸いというか、不幸にもというか、学校の近くにも耕作放棄地はあるので、そこでふきを植えて、一定量が採れるようになったら面白いんじゃないかと思いました。 そんで、山菜の本(なぜか、そんなものが我が家にはあるんですねぇ)で調べたところ、栄村には「栄村山菜生産組合」があるとのことで。


平成16年竣工の栄村役場。役場が社会教育施設や消防諸などと一体の複合施設。


魚がいそうなきれいな川の横の山道を軽トラでひた走る。

よく見るとウド、コゴミ、ふき、ワラビとみっしり生えています

案内してくださった栄村山菜生産組合の藤木組合長

一帯には、ワラビも多く生えていて、単価的にはワラビの方が良いのだとか

時期的に少し遅いのですが、長くて立派な山ふき

ワラビも太くて立派。しかもやわらかい

山ふきは、地際の根を掘り出して移植すれば良いとのこと



案内してくださった栄村役場の小林さん(左)と藤木組合長