2012年2月26日日曜日

なぜ?を5回繰り返す


一見奇妙に思えることには「なぜ?」を5回繰り返してみよう

行政に携わっているなかで、こういうことに気づけるかどうかが、大きな分かれ目だと思う。

地域内で何度も同じ問題がおこり、そのたびに対応していく。

目の前の問題を引き起こした、直接的な原因のみに注目して、思考停止になり、潜在的に進行している根本的な原因に気づけない。

いや、なんとなくわかっているけども、解決することに真剣になれない、といった方がいいのかもしれない。

ベストセラーの「7つの習慣」のコヴィー博士によれば、豊かな人生を送る第三の習慣として、重要事項を優先することが大切だという。
そのために時間管理の必要性を提案し、その概念を「時間管理のマトリックス」を示している。

私たちのすべての活動を緊急度と重要度という2つの軸によって4つの領域にわける。


多いのが、第一領域と第三領域にいるひと。

第一領域の問題に直面することは誰しもあるが、ここに溺れてしまうと大変だ。
だんだんとその面積が拡大し、生活を脅かす。大きな問題が発生するたびに、叩きのめされる。立ち直ろうともがいているところに、次の問題が押し寄せて、振り回され、やがて疲れ果ててしまう。

結果、多くのストレスを抱え、緊急でも重要でもない第四領域が唯一の逃げ場所となっていく。第二・三領域にはほとんど目を向けない。

第一領域だと錯覚して、緊急だけど重要でない第三領域に多くの時間を浪費する人。反応的な人たちで、終始、他人の優先順位や期待に振り回されているだけ。また、第三・四領域で生活する人は、基本的に無責任な人生を送ることになる。

物事を効果的に進めている人は、第二領域の課題にフォーカスし、第一領域の問題を未然に防ぐことに力を注ぐ。

こんな感じに、日々をすごしていきたいと思う。