2015年7月19日日曜日

一昨年の出来事。東京おもちゃ美術館多田館長の初来町

信濃町みらい創生スペシャルデイ第一弾は、信濃町役場で開催された、東京おもちゃ美術館の多田館長のご講演。
子供の減少で廃校となった歴史的建造物を補助金を全く活用せずに、多くの人が集う施設経営で注目されています。



当初、廃校の後利用に名乗りを上げた市民団体でしたが、施設丸々を利用する負担に耐えられず、おもちゃ美術館の活動をされていた多田さん達NPO法人に声がかかります。

施設整備について行政からの金銭の支援があるものだと思い込み、地域住民と夢を語り合ったそうですが、実は支援などはなくw、各論に入ると夢がしぼんでいくそうです。
しかも公の施設なので家賃も支払わなくてはならないことも知ることに。

リアルな現実と夢との折り合いをつけても、全額自己負担で一億円が必要となりました。

ゼロから一億を生み出すなど普通は経験しません。情にほだされることなく撤退も考えたそうですが、やれるだけやろう!と決断したそうです。

そこからがこの講演の真骨頂。

決断とは、退路を断つことを決めること。。

そこから本当に真剣に一億円を集めることを考えたそうです。
そうすると、それにまつわる情報が次々に入ってくると。
カラーバス効果ですね、これ。
http://menzine.jp/lifestyle/colorbathkoukaisikisuru4199/

そんなとき、出張先の熊本で熊本城改築のため、一口城主募集という寄付金募集の取り組みを知ります。しかも、めちゃくちゃ集まっていたことに衝撃をうけます。

早速、一口館長募集中wというチラシを三万枚つくりバンバン配りまくりました。そして、おもちゃ美術館に対し夢やロマンをお持ちの方が全国各地にいることを知りました。集まったお金は6000万円。
このときとても勇気が湧いたそうです。



次の課題は、できてからの運転資金をどうするか。
ランニングコストは極力抑える必要があり、考えたのが強力なボランティア組織でしたが、そこでも工夫がありました。
ボテンティア募集!なんかで、人は集まらないし、そもそもボランティアという言葉に夢も希望も感じない。
ボテンティアということばを使わずしたボテンティア組織をつくれないかと。


2015年2月17日火曜日

県民一人あたりゴミ排出量の少なさは全国2位だってさ

派遣先の長野県では、昨年から職員からの自由な提案を政策に反映させることを目的にした職員による政策研究という取り組みが始まっています。

そのなかで、家庭ごみの減量を目的に、家庭で手軽にコンポスト作りが行える「ダンポールコンポスト」の普及提案がありました。
なんでも、長野県の県民一人あたりのゴミの年間排出量は、熊本県についで、二番目に少ないのだとか。
 想像するに、農村などでは、生ごみは畑に埋めたり、堆肥場に出したりしていることが理由だろうとのことで、農家のみならず一般家庭でも堆肥化することで全国一、排出量が少ない県を目指そう!というものでした。

県庁で行われたプレゼン大会で見た時は、いまいちピンと来なかったのですが、素晴らしいのが提案チームが県内の各地方事務所に出向いて、出前講座を行うという行動を起こしていることでした。
面白そうだったので、研修に参加させていただきました。

家庭ゴミのコンポスト化というと、真っ先に思い浮かぶのが、粗大ごみを入れるバケツが緑色になって、家の敷地の隅っこにドスッと突き刺さっている光景。


よく、見ませんか?
もちろん、これも立派に堆肥にしてくれるわけですが、虫や匂いの課題、購入しなくてはいけないこと、そして、信濃町のような積雪地帯においては、冬の間は活用が難しいことなどがあげられます。

つまり、屋外での堆肥化が原則ではありますが、屋内でも可能なような仕組みが必要なのではないか、、ということだそうで。

そこで、ダンボールコンポストの出番です。

ダンボールコンポストのメリット

・ごみが減量できる
・悪臭が発生しない(厳密には「しにくい」。適切な管理が前提。)
・信濃町のような寒冷地でも使用できる(工夫は必要)
・ランニングコストがかからない(手間はチョットかかるww)
・エネルギーを消費しない(放ったらかし)

ダンボールコンポストのデメリット

・生ごみの処理や切返しに手間がかかる
・完全な防虫は難しい
ダンボールは水分を通すわけですが、これが水分調節を適正におこなってくれることにつながっているようです。
とはいえ、やはり紙ですので、生ごみの投入前は、よく水分を切ってあげることが肝要です。
こんな風に、通気性を確保してあげます。

毎日、混ぜ返しが必要とのことで、何となくぬか漬けのイメージに近い気がしました。
この写真は、だいぶ熟成が進んでいる状態です。
匂いは、、、カブトムシの匂い、という表現が一番ピッタリかと。

ダンボールコンポストで出来た堆肥を使った様子。
もちろん、右側がダンボールコンポスト堆肥使用のものです。
成育の勢いが違いますww。
堆肥としては強すぎることもあるそうなので、少量で良いそうですが、このあたりは、農業の専門家にしっかり研究して欲しいところです。

生ごみの投入先となる基材は、ピートモスとくん炭です。
配合割合は、1:2。

で。。。
昨年末から、わが家の薪ストーブの横には、ダンボールコンポストがおります。。

投入する生ごみは、1日あたり500グラムが目安
腐ったものなど、入れてはいけない物もあるので、万能ごみ処理機ではありませんが、いろいろと考えさせられます。
家庭で、こういう取り組みをすると、何か経済的な数値でのメリットも打ち出せたら面白いかな、とは思いますね。

ダンボールコンポストの作り方は、いろんな自治体のホームページに載ってますのでご参考にどうぞw

帯広市:ダンボールコンポストの作り方






気を張りなおす

本日から、朝活再会です。

これといった理由もないのですが、やはり、健康な身体の方が、踏ん張りが効いていくような気がしています。

分かっているけど、やりたいけど出来ない

確かに、あかんな、それは。。。
さてさて、ゆっくり散歩してきますわ。
極寒のなかをwwww