信濃町みらい創生スペシャルデイ第一弾は、信濃町役場で開催された、東京おもちゃ美術館の多田館長のご講演。
子供の減少で廃校となった歴史的建造物を補助金を全く活用せずに、多くの人が集う施設経営で注目されています。
当初、廃校の後利用に名乗りを上げた市民団体でしたが、施設丸々を利用する負担に耐えられず、おもちゃ美術館の活動をされていた多田さん達NPO法人に声がかかります。
施設整備について行政からの金銭の支援があるものだと思い込み、地域住民と夢を語り合ったそうですが、実は支援などはなくw、各論に入ると夢がしぼんでいくそうです。
リアルな現実と夢との折り合いをつけても、全額自己負担で一億円が必要となりました。
ゼロから一億を生み出すなど普通は経験しません。情にほだされることなく撤退も考えたそうですが、やれるだけやろう!と決断したそうです。
そこからがこの講演の真骨頂。
決断とは、退路を断つことを決めること。。
そこから本当に真剣に一億円を集めることを考えたそうです。
そうすると、それにまつわる情報が次々に入ってくると。
カラーバス効果ですね、これ。
http://menzine.jp/lifestyle/colorbathkoukaisikisuru4199/
そんなとき、出張先の熊本で熊本城改築のため、一口城主募集という寄付金募集の取り組みを知ります。しかも、めちゃくちゃ集まっていたことに衝撃をうけます。
早速、一口館長募集中wというチラシを三万枚つくりバンバン配りまくりました。そして、おもちゃ美術館に対し夢やロマンをお持ちの方が全国各地にいることを知りました。集まったお金は6000万円。
このときとても勇気が湧いたそうです。
次の課題は、できてからの運転資金をどうするか。
ランニングコストは極力抑える必要があり、考えたのが強力なボランティア組織でしたが、そこでも工夫がありました。
ボテンティア募集!なんかで、人は集まらないし、そもそもボランティアという言葉に夢も希望も感じない。
ボテンティアということばを使わずしたボテンティア組織をつくれないかと。