2009年12月23日水曜日

読書メモ「THE POWER OF LESS」




◎人生をシンプルにする2つのステップ
 ステップ① 大切なことを見極める
 ステップ② それ以外のものを取り除く


◎ワン・ゴール方式
 ・「一度にひとつ」のゴールだけに集中する。
 ・「制限を設けて、本質に迫ることだけに集中したからだ。」


◎人生をシンプルで生産的にする「6つの原則」
  1. 制限する
  2. 本質に迫ることだけを選ぶ
  3. シンプルにする
  4. 集中する
  5. 習慣化する
  6. 小さく始める
◎やることを減らして、シンプルに

【やることを減らすと、なぜ効果があがるのか】
増やすことを追求しても、最高の結果が得られるとは限らない。
減らすことの努力を、俳句に学ぶ

『原則1・制限する』 何ごとも制限しよう。制限することで「本質に迫ること」を厳選することが出来る。
『原則2・本質に迫ることだけを学ぶ』 時間とエネルギーを最大限活用し、小さな元手で大きなインパクトを生み出せる。

◎もっともインパクトがあることを選ぶ


方法① リストを検討する
方法② ゴールから考える

自分の人生に意味のあることなのかどうか

【減らす原則1・制限する】
集中力とエネルギーにあふれる「制限のある」生き方

メリット①制限すれば、ものごとがシンプルになる
自分の人生をコントロールしやすくなって、ストレスが減る

メリット②制限すれば、集中力が発揮できる。
無駄に集中力が落ちることなく、限られたものだけにエネルギーを集中できる。

メリット③制限すれば、重要なことに的を絞れる。

メリット④制限すれば、達成できる

メリット⑤制限すれば、あなたの時間は大切なのだとまわりに示せる

メリット⑥制限すれば、効率が高まる。
本質にせまらない事象を人生から減らす

◎1度にひとつずつ変える
・1度に1場面、成功できそうなものから手をつける。
メールの処理/毎日のルーチン業務の処理/電話の時間/進行中のプロジェクトの数/いつも読んでいるブログの数/ネットに費やしている時間/デスクの上にあるものの数

◎制限値を決め、習慣化する

ステップ① 現在の回数を把握する
自分の理想的な制限値を決める。

ステップ② 1週間試す
一週間ほど試し、分析する。

ステップ③ 新たな値を試す
うまく行かない場合は、新たな制限値を決め、一週間続ける。

ステップ④ 繰り返して、続ける
適正な制限値が見つかったら、ルーチン化するまで続ける。


●本質に迫ることだけを選ぶ

・本質に迫ることを厳選することで、シンプルにする

→どう見極めるのか?

・本質に迫ることはなんなのかを、自問する。

本質に迫る9つの質問
1.どんなことに価値を感じているのだろう?
「これだけには思い入れがある」/「どんな人間になりたいのか」/「人生のポリシー」
価値観をしっかり自覚できれば、それはすべての軸になる。

2.どんなゴールを目指しているのだろう。
「人生で成し遂げたいことは?」/「この1年では?」/「今月、今週では?」
ゴールを定めて、達成のために必要な物を考えればよい。

3.心から好きなものは、なんだろう?
「これなしではやってはいけない」ものは?/「夢中になれるものは?

4.何が大切なことだろう?
趣旨は3と同じ。
リストアップする。
キャリアや人生で、一番大切なことは?
いろんな状況や場面で考える。

5.もっともインパクトが大きいことは何だろう?
複数からの選択は、「一番大きな変化を生み出すものを考える」
例えば・・・「直接出向く」 or 「手紙を書く」 or 「電話をかける」

6.長期的にインパクがあることはどれだろう?
影響力の大きさと長期的なメリットは、一致するとは限らない。
自分にとって価値あることを基準に考える。

7.それは「必要なものか」あるいは「欲しいものか」
本当に必要か、ただ欲しいだけでは、ないか。
大切なことに照らし合わせ「ただ欲しいもの」は、リストから外す。

8.「本質に迫ること」では、ないこととはなんだろうか?
逆方向からの思考。
大切でないことを削れば、大切なことだけがリストに残る。

9.まだ減らせることはないだろうか?
一気に本質に迫るだけのリストを作ることは難しい。
重要でないものをいくらか減らし、残ったものをもう一度洗い直す。

□「本質に迫ること」とは何だろうか?
□「本質に迫ること」に集中しているだろうか?
□それ以外の「本質に迫ること」ではないことは減らしていけるだろうか?

●様々な場面で、9つの質問をする
・人生のコミットメント
・今年のゴール
・プロジェクトやタスク
・Eメール
・家計のやりくり
・散らかったデスクや家
見直しを繰り返し、がらくたを減らす。
・定期的な見直し

【減らす原則3】 シンプルにする
本質に迫ることを集中ためには「ノー」ということが欠かせない。

【減らす原則4】 集中する
・シングルタスクで、今この瞬間に集中し、不安とストレスを減らす。
・集中で人生改善
●ゴールに集中
●「今」に集中
●目の前の取り組みに集中する
●ポジティブな考えに集中する
プラス面を見いだす姿勢は大切

◎シングルタスクに集中

ポイント1
朝一番に、もっとも重要なタスク(MIT)を片付ける

ポイント2
集中の邪魔になるものをすべて取り除く

ポイント3
気が散ったらゆっくり深呼吸して集中し直す

ポイント4
割り込んできた仕事は、とりあえず棚上げする

ポイント5
タスクを達成したらスケジュールを見直す

ポイント6
中断するときは、すぐに再開できるようにしておく

ポイント7
リラックスして楽しむ
外へ出て自然を味わう、心の健康を守る、人生を楽しむ!

◎今に集中する
「今」に集中するのは、練習あるのみ。
注意したいのは「メタ思考」。考えることを考えてしまうこと。

ポイント1
食べるときは、ただ食べる

ポイント2
自分の思考を自覚する

ポイント3
穏やかでいる

ポイント4
運動をする

ポイント5
毎日のルーチンに集中する

ポイント6
メモやリマインダーを活用する

ポイント7
「失敗」なんてないと、自覚する

【減らす原則5】 習慣化する
習慣化すること=前向きな変化を長続きさせること
〜習慣化チャレンジ〜
ステップ1
チャレンジする習慣を、1つだけ選ぶ

ステップ2
計画を書き出す。
ゴールのほかに「引き金」も忘れずに。
ex.ゴール(毎日エクササイズずく)
引き金(歯を磨いたら、エクササイズを始める)

ステップ3
ゴールを公表する
出来るだけ、多くの人へ。
ブログ、Twitter

ステップ4
毎日の成果を報告する

ステップ5
身についたことは祝おう

◎「習慣化チャレンジ」がうまくいく理由
理由1 専念するものを自分で決めるから
理由2 報告するから
理由3 励ましを得られるから
理由4 刺激を得られるから

仲間を見つける。習慣を変える「てこ(レバレッジ)」の力

◎習慣化チャレンジのルール
ルール1 一度に1つだけ
ルール2 達成しやすいゴールを選ぶ
ルール3 目に見えるゴールを選ぶ
ルール4 いちも同じ時間に行う
ルール5 毎日報告する
ルール6 前向きな気持ちを忘れずに!

◎12の基本習慣から始める
基本習慣1
毎朝3つ、その日のもっとも重要なタスク(MIT)を決める
基本習慣2
シングルタスクを徹底する。あれこれ切り替えない
基本習慣3
受信トレイを空にする
基本習慣4
Eメールのチェックは、1日に2回だけにする。
基本習慣5
毎日5〜10分エクササイズする。
基本習慣6
インターネットの接続を切って仕事する
基本習慣7
毎朝のルーチンをこなす
基本習慣8
野菜とフルーツを毎日たくさん食べる。
基本習慣9
デスク周りを整理整頓する。
基本習慣10
ショート・リストにない頼まれ事に「ノー」と言う。
基本習慣11
1日15分、家の中を片付ける。
基本習慣12
「Eメールの返事は5文まで」を守る。

【減らす原則5】小さく始める
出来る限り簡単なものを、ほんの少しから始める。

◎小さく始めると成功する理由
理由1 集中しやすい
理由2 やる気とエネルギーが長続きするから
理由3 やりやすい
理由4 成功が約束されている
理由5 ゆっくりとした変化には持続力がある

◎「いつでも、なんでも」はじめてみる
□エクササイズ・・・1日30分と言わず、5〜10分から始めよう。
□早起き・・・15分早く起きることからはじめよう。
□集中・・・これと決めたこと、一回に5〜10分集中することからはじめよう。
□Eメール・・・1日のチェック回数を2〜3回少なめに制限することからはじめよう。
□大プロジェクト・・・プロジェクトの中の小さなタスク1つからはじめよう。
□かたづけ・・・オフィスや家全体ではなく、引き出しひとつからはじめよう。

☆☆実践編☆☆
【減らすテクニック1】シンプル・ゴール
エネルギーと集中力とモチベーション

◎「









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